台所仕事と料理の知恵*せとちよ

おいしい食材や、便利で素敵なお台所用品をご紹介します。

海ぶどうの塩漬けは本物の海ぶどうとは別物

 はじめて「海ぶどう」と食べたのは、若い頃に沖縄出身の友達と沖縄料理店に行った時でした。一番最初に、つきだしとして出てきたのが「海ぶどう」。食べた瞬間に、一瞬で口の中でプチプチはじける塩味と、海草のあじの虜になってしまいました。

 沖縄料理店に行って以来、沖縄料理が大好きになったのですが、何せ外食はお金がかかりますので、度々沖縄料理店でお食事というわけにもいきません。

 などと残念に思っていたところ、近所のスーパーで沖縄食材特設コーナーが設置されていて、海ブドウの塩漬けというもの販売されていました。

 

f:id:setochiyostyle:20180512160345j:plain

こちらが「海ぶどうの塩漬け」なのですが、わかめのように塩をまぶして加工した状態で販売されていました。 この商品を水に漬けてもどすと、元のプチプチ食感の海ブドウに戻ると箱に書いてあったので挑戦してみました。 が、もどし加減が非常に難しく、もどす時間が短いとぷちぷち感がいまいちに、長いと塩気が抜けて味がいまいちになってしまうのです。

 

f:id:setochiyostyle:20180512160408j:plain

 出来上がりはこのような感じなのですが、お店で食べたときの感動はありませんでした。 加工品(塩漬け)だから本物ほどおいしくないのかしら?と思ったり、それとも初めて食べた時の感動が大きすぎて、いまいちに感じるのかしら?と思ったり。私のもどし方が下手だったから上手くできなかったのか、加工してあったから本来のおいしさがでなかったのか、しばらく分からない状態でした。

 結局、沖縄出身の友達に合う機会があったので「海ぶどうの塩漬け」について聞いてみることにしました。彼女の当時の証言によると、沖縄では「海ぶどう」は生で売られているもので、塩漬けは見たこともないとのこと。

 どうも、塩漬けの海ブドウは沖縄では受け入れられていない様子でした。

 

 さらに、海ぶどうが大好きな別の友達にも「海ぶどうの塩漬け」の話をしてみたら、彼女も海ぶどうの塩漬けを買ってみたことがあるらしく、 「ああ、あれは、おいしくない。無理。もう買わない。」 と、一刀両断でした。

 その友達はデパートの沖縄物産展で「生」の海ぶどうを購入しているそうで、それは問題なくおいしいとのことでした。。結局、私の中では海ぶどうの塩漬けはどうやってもおいしくないという結論に至りました。海ぶどうを買うときは「生」の商品を買ったほうが安心のようです。

 

 この話は、ずいぶん昔の話ですので、今は技術が向上して、もう少し美味しいものになっているかもしれません。ですが、あれ以来、リスクを嫌って買っていないので、最近の海ぶどうの塩漬け事情を全く知らない私なのであります。